海運バブルの終焉か
たまには株の話でもしよう。
本日12時に日本郵船の決算発表があった。
これで海運三社である日本郵船、商船三井、川崎汽船の決算が出揃った。
結果はこんな感じ。いずれも前年同期比である。
■日本郵船
営業利益:4割減、経常利益:8割減、当期純利益:8割減
※業績予想の上方修正あり
■商船三井
営業利益:1割減、経常利益:7割減、当期純利益:7割減
※業績予想の上方修正および配当の増額修正あり。
■川崎汽船
営業利益:2割減、経常利益:9割減、当期純利益:9割減
※業績予想の下方修正あり
コンテナ不足や巣ごもり需要で発生した海運の特需は無くなったといえる。
株式分割を考慮した上で、各社の配当金も前期の半額以下だ。
配当利回りは3~5%で、特需だった頃の利回り10%と比べて見る影もない。
本日の市況はこんな感じである。
日経平均+2.37%、TOPIX+1.64%、マザーズ+4.38%
値上がり銘柄割合は、プライム75%、スタンダード65%、グロース82%
全面高とまでは行かないが、かなりの大幅高である。
この一方で海運三社の本日の値動きは以下の通り。
日本郵船-5.00%、商船三井-2.66%、川崎汽船-11.38%
下方修正を出した川崎汽船は仕方ない。
しかし、上方修正を出した日本郵船ですらこれである。
それでも、株価はいずれもコロナショック前の3~5倍だ。
ここから業績低迷がどこまで続き、株価はどこまで下がるのか。
それは誰にも分からない。
この海運バブルが遂に終焉を迎えてしまったのか。個人の感想である。
大企業で超絶配当と謳われた(と私が思っている)海運三社。
利回りが話題になった後にこの株を握った高配当の信奉者はそこそこ居るのでは?
彼らは今どうしてるだろうか。そして、これからどうするのだろうか。
もっとも、現時点ではまだ得している人の方が圧倒的のは間違いない。
来年の同時期に、気が向いたら様子を伺ってみるとしよう。