フレームワークは趣旨に忠実に
様々なビジネス書で紹介されている様々なフレームワーク。
使うのであれば、守破離に従うべきだと思う。
例えば、KPI(重要業績評価指標)の使い方。
KPIで凄く多くの項目を管理しようとする。
果ては直接業績に絡まない案件まで対象にしようとする。
KPIの日本語訳を認識しているのだろうか。
それとも、何が重要かすら判断できないのだろうか。
KPIはただの数値管理ではない。
例えば、DXの考え方。
デジタル技術を使って事業あるいは業務に変革をもたらすこと。
既存業務のツール化はDXではなく、ただのデジタル化だ。
例えば、アジャイル開発の利点。
ウォーターフォール開発と比べて「速い」と考えている。
それは違う。
与えられた要件を全て実装するなら、速度は1ミリも変わらない。
要件を取捨選択して、価値ある成果を「早く」届けるのがアジャイル開発だ。
例えば、KPTのやり方。
開発業務の最後に思い出話をするだけ。
Tryを次の開発にフィードバックできなければ、やるだけ時間の無駄だ。
使うフレームワークの趣旨を理解していなければ、有効に使えはしない。
形を崩して使うにしたって、最低限の知識は要る。
そして「なぜやるのか」を明確にしておくことが大事だと思う。