真面目な反骨精神

その日暮らしな脳みその出力先です。

ルールは「守らせる」もの

私は日本人を礼儀正しく道徳観や倫理観が高い人種だと思っていない。

どんな時でもルールに従って待ちの行列を作るという話はよく話題になると思う。

しかし、行列を作るだけであって、その列を作るために客は店の前に殺到する。

それに、深夜から待つなど店舗の近所に迷惑をかける輩も居る。

店の前で暴行や略奪が起きないだけ、海外よりマシなのかもしれないが。

 

他にも事例はある。

限定商品があれば、どこにでも転売する輩が沸く。

イベントの禁止行為を、注意事項の拡大解釈で許可されていると思う輩も居る。

匿名だからと企業に特定の団体に暴言を吐き続ける奴も居る。

学校のいじめだって何時までも無くならない。

 

ルールは守るべきものだ。

だが、ルールを守らない人間が得するのなら、誰もルールを守らなくなる。

当たり前の話だ。

だから、ルールを決めた企業自体が「守らせる」必要がある。

「守らせる」能力が無いのなら、そのルールを採用するべきではない。

客の高い意識などに期待してはいけない。

守られないルールは質の悪い客を残すだけだ。

 

誰かに何かをさせたいなら、相応に行動する必要がある。

これは何もルールに限った話では無い。

企業が社員を動かしたいなら、環境を整備して適切にフォローすべきだ。

上司が部下を動かしたいなら、理由と利点を明確に説明すべきだ。

客が企業を動かしたいなら、暴言苦情ではなく建設的な意見を送るべきだ。

企業が客をルールに従わせたいなら、守らない客を排除するのと同様に。

 

ルールを守ったら得をする、守らなかったら損をする。

この状況を作り出し、自ずと守りたくなるように仕向けることが大事。

もっとも、他者が気持ちよく動けるような発言や行動を、自分自身が出来ているかどうかと言えば、全然できていないと思う。

普段から自分の言いたいことしか言っていないから。